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【 使える筋肉の作り方 】
前回、「使える筋肉と使えない筋肉?」という内容をお届けしました。今日はその続きです。
(過去の記事はこちら)
使える筋肉とは「実際の動き(行なっているスポーツ・武道など)でちゃんと筋肉が動いて、目的動作ができるか?」と定義しました。
目的動作がちゃんとできるようになるには
神経系の働きが欠かせません。
神経が命令を伝え、
こことここの筋肉を縮めて、こちらは緩ませて
何%筋肉を使うのか。
また、関節の位置を伝えたり、相手の力がこれくらいだよと情報を脳に伝えます。それに対応して脳が対応し、神経が動きを伝えます。実戦では相手がいることなので、相手の位置や強さなどさまざまな情報を判断し、動きを決めていきます。
マシンを使ったトレーニングではこの「神経系」の繊細な調節ができなくなります。
オンかオフしかできなくなっていきます。
それでは実戦では使い物になりません。
車だったら怖いですね。とても街中など走れません。
では、実戦で使える筋肉を作るにはどうすれば良いのか?
一番良いのはその競技をどんどんやることです。
実戦が一番の練習になります。
筋トレする暇があったらどんどん実戦をしましょう。
もちろん、初心者の方がいきなり実戦をやるとケガをする恐れは高いので、
基礎体力をつけるために筋トレをするのはお勧めします。
特にケガからの回復時のリハビリなどでは、筋トレは非常に大事です。
相手がいない場合などはイメージトレーニングも有効です。
その場合、本当に目の前に相手がいるように見えるまで
イメージを具現化することが大切です。
今日お伝えしたいのは「全身の協調性」が大切だと言うことです。
筋力+神経系+精神力=実戦の能力
になります。
筋力だけでもダメですし、神経系だけでもダメです。
もちろん、精神論だけでもダメなことはわかると思います。
筋力、神経系、精神力の3つをバランスよく向上させていくことが大切です。
精神力を鍛える方法ですが、これが難しいです。
一人で精神力を鍛えられる人はまずいません。
そこで、コーチや監督など指導者が必要になってくるのですが、一歩間違えると、「パワハラ」「しごきだ」などとなってしまいます。
この辺は難しいところですね。
「限界だ」と自分が思ってからがトレーニングだ!
などと言いますが、言葉で説明するのは難しいです。
また相手によって指導方法も変わってくるので、
文字にすることができません。
とにかく、筋トレのみで能力が向上するわけではないことは知っておいて下さい。また過剰な筋トレは身体のアンバランスを引き起こしケガの原因になります。
無理せず、身体と対話しながら練習して下さいね。
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