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埼玉県草加市のごとう整骨院です。ケガはもちろん、交通事故・自律神経の治療・アスリート専門筋膜治療・ボディエステなどを専門にしています。日曜日も診療しています。

TEL. 048-942-0510

〒340-0043 埼玉県草加市草加4-5-1
スーパーベルクスさん向かい

ごとう整骨院 院長のつぶやき

【 RICEからPOLICEへ 】

ケガをした際の応急処置をRICE(ライス)と言います。

これは
Rest(安静)
Ice(冷やす)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
の頭文字をとってRICE処置となります。

以前はこれが基本でしたが、現在では安静だけでは怪我した場所を保護できないので
Protection(保護)を加えたPRICE処置が増えてきました。


我々柔道整復師の業務として怪我の対処が専門です。

ケガをすると、副子固定といって、ケガをした場所にプラスチック等のカバーを作り
冷たい湿布をして包帯で固定・圧迫をして処置します。

自宅ではケガをした部位を心臓より高い場所に置くよう指示します。

これがPRICE処置になります。接骨院では昔から行なわれている処置です。


しかし、現在ではPRICEからPOLICE処置というものが重要視されています。
R(安静)からOL(適切な負荷)に変わってきました。

POLICE処置とはOptimal Loading(適切な負荷)という
概念を加えたもので、

Protection(保護)
OL(Optimal Loading 適切な負荷)
Ice(冷やす)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
の頭文字です。

Optimal Loading (適切な負荷)とはケガをした直後から最適な負荷をかけることで、組織修復を促すことが目的です。しかし、怪我の程度によりどこまで負荷をかけて良いのかの判断が難しいです。

適切な負荷に関しては専門家の助言を必要とします。

しかし、骨折や脱臼など動かしてはいけないケガの場合もあります。
適切な負荷は必ず専門家に相談の上行なうようにしましょう。


Optimal Loading (適切な負荷)を行なった症例

ハムストリングスの肉離れで来院した患者さんに行ないました。

二度(部分断裂)の肉離れを起こしており、包帯固定と松葉杖にて免荷歩行を指導していましたが、本人がスポーツへの早期復帰を願っていて、OLを行いました。

来院時、うつ伏せになってもらい、膝関節を術者が曲げ伸ばしします。
曲げ伸ばしの範囲は受傷部位が少し痛む程度とします。毎日約10回ほど行ない、損傷した組織に少しずつ負荷をかけていきました。

すると、OLを行なわなかった症例と比べ、3〜4割ほど早く回復することができました。データ数が少なく、提示できなくて申し訳ないのですが、明らかにOLを適切に行う事で、組織の循環が促進され、修復が早くなったものと考えられます。

このようにOLを行う事は早期復帰に効果的であることがわかりますが、
必ず専門家の助言や施術を受けながら行う事が必要です。

自分勝手に動かしてしまうと悪化する事も考えられるので、医師や柔道整復師の指示に従い行って下さい。


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